定期テストの成績が出たら…必ずやるべき重要ポイント!
~「やる人」と「やらない人」とで大きく“差”がつく~
大半の生徒は、テストの点数だけを見て「よかった」「悪かった」と簡単に片付けてしまっていたり、「悪い点数」には「ミスってしまった」、「問題が多すぎて最後まで解けなかった」「予想外の問題が出たので解けなかった」など自分なりの適当な理由付けをして済ませているのが現状です。
●定期テストは“80点”は取らなければいけない!
定期テストは実力テストとは異なり、原則として、授業で先生が教えた内容 から出題されているテストなので、普通なら“80点”は取らなければいけない所です。
★もし、全体の平均点が極端に低いテストが出ない限り“80点”以下の成績であれば授業についていけていない可能性があります。
*試験勉強を全くやらずに受けた結果であれば、問題外で、「勉強不足!」と 片付けられる所ですが、一応それなりに勉強をして臨んだ結果であれば、「悪かった」と簡単に片付けてしまうのは問題です。
●“悪い”テスト結果の原因は?
①「ケアレスミス」が原因の場合。
「なぜ」「どんな所で」ケアレスミスをしたのかをチェックする。
〈例〉
・ 問題を最後まできちんと読んでいなかった。
・(数学)式を書かずに暗算で解いたので間違えた。
・(英語)主語が単数か複数か/時制(現在・過去)/動詞の形を確認しなかった。
等々
※具体的なケアレスミスの原因を解明しておく事で,次に同じ問題に出会ったとき同じようなミスを避ける事ができます。
②「どこから」出題されたのかを確認する。
「予想外の所から問題が出た」という場合には、試験範囲内の「どこから」出題されたのかを確認しておく事。
例えば、教科書の片隅に小さく書かれていたコメント欄・ワーク・プリント 先生が授業中に口頭で話した内容など。
※「どこ」から出題されたのかを知る事で,次回の試験勉強での見落としを防げます。
●「できなかった問題」を放置しない
必ず解答を確認し、「できる」ように復習しておく事が大事です。
★「できなかった問題」を、そのままにしておく事は、バケツに空いた穴を塞(ふ)さがずに水を汲(く)むようなもので、「分からない箇所」が、どんどん増えていき、今後の授業にも支障が出てきます。
★特に、理科や社会などの教科では、高校入試によく出題される重要な内容が多く含まれているので「できなかった問題」をそのままに放置しておくと、後々、高校入試の受験勉強で大きな“ツケ”が回ってくる事になります。
●「問題が多すぎて時間が足りなかった」という場合
通常であれば、問題数が多かったという事は、問題自体はそれほど難しい問題ではなかったのではないかと思われます。
そうであれば、簡単な問題を解くのに時間が掛かり過ぎて、時間が足りなかったという事になります。
★これは問題を解く練習量の不足が原因です。
「解き方」が分かっているから大丈夫と油断せず、“より速く”、“正確”に解けるように演習問題をしっかりやる事が大事です。
■学年全体の「得点分布グラフ」のチェック・ポイント
学年全体の成績で自分がどの位置にいるかを示すグラフですが、ただ自分の 位置が何人中何番と確認するだけでは不十分です。
次ぎへの目標として大事な事は、
例えば、自分が「第3集団」で「30番代」だったとします。
そして、「10番内」との点差が「35点」であったとしたら、今回のテストでは各教科ごとに、あと何点取る必要があったかを調べます。
そうすることで、次のテストで「10番内」に入るには、各教科何点取る
かの目標点を具体的に定める事ができます。
*目標点を明確にする事で試験勉強にも拍車をかけることができます。
■定期テストの「総括ノート」を作ろう!
*毎回の定期テストの総括をする事で確実に次の定期テストの具体的な対策が明確になり、成績の向上につなげる事ができます。
〈ノート内容〉
①今回のテスト全体の反省点
②各教科別に「良かった点と「うまくいかなかった点」や次回のテスト対策の「改善点」などを簡単に箇条書きしておく。
例)
・テスト勉強の時間は足りていたか?
・試験範囲内の見落としがなかったか?
・ワーク提出の期限までに「分からない箇所」の見直しができていたか?
・次回のテスト対策で、必ず「やるべき課題」
・各教科別の得点目標、3科・5科目の総合得点目標の設定。
等々